宴の後で 2006 6 20
祭りの時は、誰だって、理性が麻痺するかもしれません。
株式市場も、2003年、2004年、2005年と、祭りのような状態でした。
だから、多くの人は、
「みんな、やっているのだから、俺だって」という気分になるでしょう。
それが、祭りの高揚感と言えるかもしれません。
そういうわけで、祭りが終わって、問題が発覚すると、
「どうして、俺だけ」という気分になるかもしれません。
つまり、祭りの最中は、「みんな、やっているのだから、俺だって」という気分が、
祭りの後は、「どうして、俺だけ非難されるのか」という憤慨する気分に変わります。
こうした問題が、発覚するのは、
たいてい、目立ちすぎた人、脇が甘い人という具合に、いつも同じです。
要領のいい人は、うまく立ち回り、しらんぷり、涼しい顔となります。
毎度毎度、祭りの後で、いつも繰り返される風景、
何とか、ならないものか。